あーしゃんの日記 › 事故が起こるのは、再稼働したものだけという幻想

事故が起こるのは、再稼働したものだけという幻想

2016年03月25日

この国の原子力発電所の状況は、こんなものだろう。
稼働中のもの
稼働休止中のもの
廃止作業中のもの
未成のもの

必ずや、どれかに該当するだろう。

さて、未成のものは、まだ核燃料を投入していないだろうから、何かがあっても、通常の事故と大差あるまい。

問題なのはその他のもの。


稼働中のものは、言うまでもなく運転に関する要員や、保安要員などが常駐していよう。
つまり、何かが起きても、頭数だけ見れば対応できるかもしれない。

だが、可動休止中のものはどうか。
保安要員は常駐しているだろうが、運転に関する要員は不在と見ていいだろう。
つまり、何かが起きた場合、頭数だけでも足りないだろう。

廃止作業中のものもそうだ。

言うまでもないことだが、原子力発電所はキャンプ場の固定式のかまどのような訳にはいかない。
キャンプ場jに行かれた方ならば、お目にかかったことがあるだろう。
コンクリート製の「コ」の字型のコンクリートの枠だ。
ここに鉄棒を渡して鍋などをかけ、調理できるようjになっているかまど
利用が終われば、灰を片しておしまいだが、油断していると事故になることがある。
すなわち、前の利用者があまりに手早く片付けると、鉄棒やコンクリートがまだ熱い。
だから、火傷をするというわけだ。

原子力発電所の場合、燃料などが安全な状態になるまで、超長期に渡る時間を要する。
つまり、「火を止めたら」安全という訳にはいかない。

危険という観点からすれば、十分な要員が配されていない(であろう)休止中のものや、廃止中のモノのほうが遥かに危険だろう。


一連の原子力発電をめぐる議論を見ていると、所謂「反原発」に属する諸君の論理には、この観点が明らかに欠落している。

再稼働しようがしまいが、事故が起こるときには起こる。
起こった時には、その深刻さや重大さにより、放射線の放出や汚染は避けられまい。

仮に、冒頭に上げた4つの類型の原子力発電所で重大事故が起こった場合、責任の所在は何処にあるのかと考えると、
稼働中=政府
休止中=電力会社
廃止中=電力会社
未成=電力会社か建設会社
ということになるだろう。

さて、それで良いんでしょうか。
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Posted by D10催情剤 at 18:16